車を売却するなら査定を受けた直後が一番高く売れます

車は査定をしてもらったその日に売った場合と、少し検討して1週間後や1ヶ月後に売った場合で比較した場合、その日に売ってしまったほうが高く売れる可能性が高くなります。
なぜなら、車の査定額というものは、査定する日におけるその車の需要をもとに算出されることになるからです。
つまり、今ならその金額で買取をしても利益が出るということを業者が容易に予測できるわけです。
それに対して1ヶ月後とかになると、需要がどのように変化しているかが読みにくくなるのです。
そのため、買取り業者としてもリスクを避けるために、安めの買取価格を提示せざるを得ないのです。
また、車の価値というのは時間とともに下がっていきます。
たとえ1ヶ月であっても、先延ばしをすることでその期間分だけ価値が下がってしまうことになるわけです。
また、その1ヶ月のあいだその車を乗っていれば、当然ながら走行距離ものびていきます。
走行距離は少しでも少ないほうが高査定となりますから、走行距離がのびることでどんどん評価も下がっていくわけです。
さらに、運悪くその1ヶ月の間に事故などを起こしてしまえば、事故車扱いとなって査定額は大幅に減額されることになります。
事故とまではいかなくても、走っていれば気がつかない間に小さな傷などがついてしまうこともあるでしょう。
ボディの傷がふえれば、当然ながら査定においてはマイナスポイントが加算されることになります。
このように、車を売却する際には、査定を受けたその日に売却をしてしまうのが一番高く売れる可能性が高くなるということが言えるわけです。
よく中古車買取店の店員が、いま売却すべきかどうか迷っているお客に対して
「いまこの場で売却を決めてくれたらこの値段で買取ります」
などということがあります。
これは単なる営業トークではなく、実際に高く買取してもらえる可能性があるということなのです。
だからといって、最初の1店舗めで即決してしまうのはよくありませんが、何店舗かの店に査定をしてもらったあと、そのなかの本命の店からそのような提案を受けたら、迷わず売却をしてしまうのが一番お得といえるでしょう。
いつまでも決断できずに先延ばしてしていると、結局損をしてしまうことになるのです。